宮下直樹
Once in Asia
Once in Asia
作 者
宮下直樹
タイトル
Once in Asia
説明
本書は、写真家・宮下直樹が2019年の旧正月明けた頃に訪れていた中国の町「碧山」で撮り下ろした作品を中心に構成されている。
上海から5時間ほどかけて、ようやくたどり着く「碧山」の町。本来ならくすんで灰色がかかった白壁と重なった青黒い瓦の町並みだが、旧正月を祝った名残りの赤い残骸やあちこちに見かける衣類や装飾品、札や紐などの赤がよく目を引く。
宮下は、「この国で見つける赤い何かは、そのひとつひとつがそこで暮らす人々の鼓動のように聴こえてならない。(中略)アジアの源流に触れようと訪れたはずなのに、滞在するうちにここが『かつて』の姿を留める町なのか、それとも『いつかた」どり着く町なのか、境界が曖昧になっていく。深く沈んだ蒼と碧の中、浮動する意識の中で写し止めた赤く明滅する営みの痕跡だけが、僕の意識をかろうじて『いま』につなぎとめていたのだった。」と語っている。
宮下直樹
広告代理店での営業職を経て、2007年よりフリーランスに。2015年より、フォトグラファー・シネマトグラファーとして、写真・映像表現を通したブランディング・プロモーションに取り組む。現在は京都と東京を拠点とし、伝統工芸・芸能領域に加え、ドキュメンタリー、アート、デザイン、プロダクト、ランドスケープ、ポートレート等、国内外で空撮を交えた写真撮影、映像の企画・制作を手がけている。彼は、言語にとらわれずにモノづくりやブランドの世界観を伝える、ブランデッド・ドキュメンタリーに定評がある。https://www.miyashitanaoki.net/
サイズ・仕様
サイズ:300 x 215 mm
ページ:60ページ
装丁/印刷:スクラム製本、インクジェットデジタルプレスRGB出力
出版年:2021
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